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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル24巻12号

1990年12月発行

文献概要

入門講座 関節の運動学と運動療法・6

手の関節運動

著者: 奥村チカ子1

所属機関: 1熊本機能病院リハビリテーション診療科

ページ範囲:P.829 - P.834

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 Ⅰ.初めに

 手は27個の小さな骨が集まり,関節を構成している.また,手は掌側凹のアーチの集合体と言える.手のアーチは把握物の形状に応じて手の形状を変え,多様な把持機能を創り出している.関節運動には,関節の形態や,関節靱帯,内在筋および外来筋が関与している.これらが複雑に組み合わさって,おのおのの関節を独自に単独で動かす一方,関節同士を連動させ,複数の関節に運動の同時性を与え,把握に合目的な運動を行なっている.

 手の外科術後,外傷,変形や障害を扱う上で,手の関節の機能および特徴を理解しておくことは非常に重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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