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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル24巻2号

1990年02月発行

文献概要

とびら

高齢化社会と子ども

著者: 鶴見隆正1

所属機関: 1高知医科大学附属病院

ページ範囲:P.71 - P.71

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 われわれ理学療法士は,医学的リハビリテーションの一環として片麻痺患者や脊髄損傷患者などの退院後フォローアップを在宅訪問の形で以前から行なってきたが,現在のように多くの理学療法士が組織だって地域リハビリテーションにかかわるようになり始めたのはここ10数年である.この間に地域リハビリテーションという用語も定着し,その活動に対する行政,地域住民のニードは質的にも量的にもますます拡大してきている.

 これに呼応するがごとく,新聞やテレビで高齢化社会に関する報道がされない日は無い.公的年金,趣味,生きがい,健康などの相談といった生活基盤となるものから,独居老人の実態,寝たきり老人の介護方法まで詳しく報道されており一般の人々への情報も専門的になってきている.

 それだけにわれわれ理学療法士は,通所訓練会や訪問指導といった直接的な援助ばかりにとらわれずに,より多面的な視点で老人問題を思考した上で取り組むことが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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