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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル24巻2号

1990年02月発行

文献概要

プログレス

心肺蘇生法の新しい考えかた・2

著者: 山本保博1

所属機関: 1日本医科大学救命救急センター

ページ範囲:P.113 - P.113

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<心肺蘇生に関する最近の考えかた>

 急性心停止後の動脈血ガスの変化は,Safarらの実験で次のようにわかってきた.心室細動を起こしたイヌに,心肺蘇生を行なわずに大動脈血PO2を測定すると,心停止後20分までは60mmHg以上に保たれていた.筆者の経験でも,脳死患者の無呼吸テストの際にみられるPaO2は,20分後においても70mmHg以上だった.しかし,この症例では換気が行なわれていないため,PaCO2は漸次上昇し続け,20分後には168mmHgにもなってしまった.

 Safarは,CPRではABC(前号参照)の順で開始する理由を次のように挙げている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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