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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル24巻3号

1990年03月発行

文献概要

プログレス

laminectomyとlaminoplasty

著者: 河合伸也1

所属機関: 1山口大学医学部整形外科

ページ範囲:P.185 - P.185

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 脊髄や神経根が圧迫・絞扼されて,神経の刺激症状(痛み,しびれ)や麻痺症状を呈する圧迫性神経障害は日常よくみられる.圧迫・絞扼の原因は多岐にわたるが,脊髄や神経根を容する脊椎の脊柱管が先天性・発育性に狭い状態にあり,あるいは変性(椎間板ヘルニアや骨棘など)・腫瘍・炎症などの二次的変化によって脊柱管が狭くなり,神経が圧迫や絞扼を受けて発症するものである.頸椎・胸椎・腰椎・仙椎のいずれの高位で,しかも脊柱管の中央あるいは側方において認められ,神経の障害される高位と部位によって症状は異なり,さらに障害の程度がさまざまである.

 画像診断や神経の生理機能検査が発達した現在では,圧迫性神経障害の病態はかなり鮮明に把握できる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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