文献詳細
文献概要
特集 起居動作
片麻痺患者の起居動作―在宅患者の起居動作と介助者の労作を減少させるための指導とくふう
著者: 井口恭一1
所属機関: 1甲州病院理学療法科
ページ範囲:P.441 - P.445
文献購入ページに移動 Ⅰ.起居動作とその指導の問題点
在宅患者の訪問指導をする中で,運動機能面から能力があるにもかかわらず,起居動作さえも満足にできないケース,できても動作自体が拙劣で,かつ次の動作に生かされないケースをみかける.高次脳障害,痴呆,意欲の欠如などを除くと,動作の型,方法に問題がある場合が多い.これらの運動機能面を観察してみると,次のような共通点がある.
各動作の中で①首を反るため動きづらくなる
②体幹を反るため体全体が一枚の板のように固く動きづらくなる.
③健側の手足が体幹の回転などの動きを助ける力とならない.
④(動作ができても,本人にもって大きな労力を要するので,動かない)(運動機能面に入れていいか問題あるが)
在宅患者の訪問指導をする中で,運動機能面から能力があるにもかかわらず,起居動作さえも満足にできないケース,できても動作自体が拙劣で,かつ次の動作に生かされないケースをみかける.高次脳障害,痴呆,意欲の欠如などを除くと,動作の型,方法に問題がある場合が多い.これらの運動機能面を観察してみると,次のような共通点がある.
各動作の中で①首を反るため動きづらくなる
②体幹を反るため体全体が一枚の板のように固く動きづらくなる.
③健側の手足が体幹の回転などの動きを助ける力とならない.
④(動作ができても,本人にもって大きな労力を要するので,動かない)(運動機能面に入れていいか問題あるが)
掲載誌情報