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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル24巻7号

1990年07月発行

文献概要

入門講座 関節の運動学と運動療法・1

股関節

著者: 中山彰一1

所属機関: 1九州リハビリテーション大学校

ページ範囲:P.463 - P.470

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 Ⅰ.初めに

 ヒトの股関節は四足起立から二足直立歩行の進化の過程において,支持性・安定性と相反する運動性という機能を満足せねばならない宿命を有してきた.このため股関節は,構築学的・生体力学的に有利な面と弱点とを共有することとなった.この構築学的・生体力学的弱点は小児・成人・老人にみられる股関節疾患の病態と治療方針に深く関連しているため,機能解剖・運動学・生体力学の知識が重要,不可欠となる.

 本稿は入門講座ということで,股関節の機能解剖・運動力学と股関節疾患に対する運動療法の基本事項のみについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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