icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル24巻9号

1990年09月発行

文献概要

入門講座 関節の運動学と運動療法・3

足関節・足部

著者: 山口光国1 入谷誠1 大野範夫1 永井聡1 山嵜勉1

所属機関: 1昭和大学藤が丘リハビリテーション病院

ページ範囲:P.615 - P.622

文献購入ページに移動
 Ⅰ.初めに

 人類が立位と二足歩行という特殊な動作を獲得して以来,足関節・足部は重要な役割を果たすようになった.特に地面に接している唯一の部位であり,片側わずか100cm2足らずで全体重を支え,地面および身体のどのような状態に対しても対応しなければならない.

 それゆえに足関節・足部は単純に身体運動の一つの単位,関節としてのみとらえることは不合理であり,つねに荷重位の歩行・走行・階段昇降など下肢機能との関係を考える必要がある.今回本文では簡単に足関節・足部の解剖にふれ,歩行を中心とした機能について述べ,最後に実際の臨床での足部機能障害が下肢機能に及ぼす影響についてふれたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?