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文献概要
特集 脳卒中;回復期以降の理学療法を中心に
脳卒中後遺症者の長期予後
著者: 伊藤良介1
所属機関: 1七沢リハビリテーション病院・脳血管センターリハビリテーション医学科
ページ範囲:P.4 - P.8
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
脳卒中は複雑な障害をもたらし,生活のあらゆる側面に影響を与え,その長期的な予後は簡単な指標では表現できない.「リハビリテーション訓練」を行なう立場からすれば,身体機能,特に運動機能に関心が向かうのは当然だが,身体機能の向上にはその前提となる生命の維持が必要であり,また機能を生かしてどのような生活を送れるかが重要である.ここでは,脳卒中後遺症者の比較的長期にわたる予後について,これまでの研究報告を基に種々の側面から簡単にまとめてみた.
脳卒中は複雑な障害をもたらし,生活のあらゆる側面に影響を与え,その長期的な予後は簡単な指標では表現できない.「リハビリテーション訓練」を行なう立場からすれば,身体機能,特に運動機能に関心が向かうのは当然だが,身体機能の向上にはその前提となる生命の維持が必要であり,また機能を生かしてどのような生活を送れるかが重要である.ここでは,脳卒中後遺症者の比較的長期にわたる予後について,これまでの研究報告を基に種々の側面から簡単にまとめてみた.
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