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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル25巻1号

1991年01月発行

文献概要

特集 脳卒中;回復期以降の理学療法を中心に

脳卒中;回復期以降の理学療法を問う

著者: 白川満朗1

所属機関: 1ボバース記念病院リハビリテーション部

ページ範囲:P.29 - P.30

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 このタイトルから展開する考えかたは,個々の理学療法士のさまざまな背景ごとに,かなり異なるであろう.しかし,患者さんや家族は,状況に応じた最適の場における最適の内容の援助を望む.個々の理学療法士が自分の価値観を押し付けた援助をするのは良くないと思う.ところが,今回は私自身が自分の価値観を述べるはめになってしまった.

 ことわざを応用するつもりは無かったが,「相手を知り自分も知ればアプローチは進歩する」というのが私の考えかたの展開である.“相手”とは,患者さんのみでなく,共に生活する人々や生活空間などの患者さんを取り巻く環境も含む.“自分”とは,自分の特性のみでなく,自分の環境(主に職場環境)も含む.だから,“相手”と“自分”とはオーバーラップしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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