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慢性関節リウマチの母指変形に対するラップドスプリントの試み
著者: 福迫剛1
所属機関: 1鹿児島赤十字病院理学診療科
ページ範囲:P.67 - P.67
文献購入ページに移動1.初めに
慢性関節リウマチの母指変形(lPの関節過伸展および側方動揺)は,臨床でよくみられる変形であり,この変形のために把持機能が低下することが多い.この治療手段としてリングタイプスプリントやセフティーピンなどの硬性のスプリントを用いることが多い.しかし,高度のムチランスタイプの症例( 図1)では適合が困難でスプリントも外れやすい場合が多いそこで今回軟性のPE-ライトを用い,IP関節部を全体的に包みこむようにしたラップドスプリント(図2 )を作製したところ,装具の適合が良好で把持機能の改善もみられたので紹介する.
慢性関節リウマチの母指変形(lPの関節過伸展および側方動揺)は,臨床でよくみられる変形であり,この変形のために把持機能が低下することが多い.この治療手段としてリングタイプスプリントやセフティーピンなどの硬性のスプリントを用いることが多い.しかし,高度のムチランスタイプの症例( 図1)では適合が困難でスプリントも外れやすい場合が多いそこで今回軟性のPE-ライトを用い,IP関節部を全体的に包みこむようにしたラップドスプリント(図2 )を作製したところ,装具の適合が良好で把持機能の改善もみられたので紹介する.
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