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特集 理学療法処方をめぐって
私たちの理学療法部における処方についで
著者: 山本博司1
所属機関: 1高知医科大学整形外科・附属病院理学療法部
ページ範囲:P.678 - P.680
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
リハビリテーション処方の在りかたが論議されている.リハビリテーション処方は,薬剤の処方箋ともX線撮影指示書・臨床検査指示書とも本質を異にするものである.医療の責任者が意思決定を医療供給の一員に伝える指示書という面からは共通であっても,リハビリテーション医療が患者の精神・身体・社会面を広く総合アプローチをするものである限り,他の医療面での処方とは大きく異なっている.総合的人間的アプローチであるだけに,リハビリテーション処方の在りかたが余計に難しいのかもしれない.私たちの日頃のリハビリテーションの取り組みを紹介しつつ,この問題について考えてみたい.
リハビリテーション処方の在りかたが論議されている.リハビリテーション処方は,薬剤の処方箋ともX線撮影指示書・臨床検査指示書とも本質を異にするものである.医療の責任者が意思決定を医療供給の一員に伝える指示書という面からは共通であっても,リハビリテーション医療が患者の精神・身体・社会面を広く総合アプローチをするものである限り,他の医療面での処方とは大きく異なっている.総合的人間的アプローチであるだけに,リハビリテーション処方の在りかたが余計に難しいのかもしれない.私たちの日頃のリハビリテーションの取り組みを紹介しつつ,この問題について考えてみたい.
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