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特集Ⅱ ホームプログラム
ホームプログラムの立てか
著者: 稲坂恵1 水落和也1 室地敏雄1
所属機関: 1横浜市立市民病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.752 - P.757
文献購入ページに移動われわれ理学療法士にとって“ホームプログラム”ということばは,馴染みのある身近なものという印象がある.発症から一貫したリハビリテーション医療の中で,病院から退院し,家庭の中で続けられる継続的リハビリテーションに位置付けられるものであり,その必要性,重要性についても広く受け入れられていると思われる.しかし非常に良く使用されるホームプログラムということばについて,その概念・定義がはっきりと規定され,統一されて使用しているかどうかには疑問がある.退院前に為される生活指導やいわゆる自主トレーニングなどとは相違があるのか,誰がどのように行なうのかなど不明な点が多く残されている.
本稿ではホームプログラムの概念・定義を確定した上で,我が国における現状,効果判定などを文献から考察し,ホームプログラムの考えかた,立てかたなどについて私見を述べることにする.
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