文献詳細
文献概要
特集Ⅱ ホームプログラム 私のホームプログラムのくふう,考えかた
脊髄損傷;自動的・他動的によく体を動かせるよう
著者: 横井克佳1
所属機関: 1中部労災病院リハビリテーション診療科
ページ範囲:P.762 - P.762
文献購入ページに移動 1.初めに
入院した脊髄損傷(以下脊損)患者は,ADLを中心に身体機能の再獲得を行ない,機能的にプラトーに達すると退院する.社会復帰後の日常生活の中で,自然に機能が維持できれば理想的である.しかし,退院後の生活環境はさまざまで,病院と同じような日常生活やケアーの維持は難しい.そこで,不足を補うためにホームプログラムが必要となる.それは,身体機能のうち,日常生活の中では維持できない機能,および二次障害に対し積極的な予防が必要な機能に対して処方され,患者や介助者に指導される.実際には,自立している胸・腰髄損傷レベルの患者が褥創や尿路感染を起こしたり,頸髄損傷では風邪などが基で機能低下を起こし,寝たきりになることがあり,機能維持を主目的としたホームプログラムの重要性を痛感する.
入院した脊髄損傷(以下脊損)患者は,ADLを中心に身体機能の再獲得を行ない,機能的にプラトーに達すると退院する.社会復帰後の日常生活の中で,自然に機能が維持できれば理想的である.しかし,退院後の生活環境はさまざまで,病院と同じような日常生活やケアーの維持は難しい.そこで,不足を補うためにホームプログラムが必要となる.それは,身体機能のうち,日常生活の中では維持できない機能,および二次障害に対し積極的な予防が必要な機能に対して処方され,患者や介助者に指導される.実際には,自立している胸・腰髄損傷レベルの患者が褥創や尿路感染を起こしたり,頸髄損傷では風邪などが基で機能低下を起こし,寝たきりになることがあり,機能維持を主目的としたホームプログラムの重要性を痛感する.
掲載誌情報