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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル25巻3号

1991年03月発行

特集 運動療法

Ⅰ:運動療法の基礎知識

体力増強とその運動生理学的背景

著者: 間嶋満1

所属機関: 1埼玉医科大学リハビリテーション科

ページ範囲:P.156 - P.159

文献概要

 Ⅰ.体力増強に際して必要とされる基本的な生理学的事項

 1.体力の指標としての最大酸素摂取量

 猪飼ら1)は,体力のもっとも重要な指標として,筋力・持久力・敏捷性などが含まれてくる作業能力を挙げている.また,作業能力は有酸素的作業能力(aerobic work capacity)と無酸素的作業能力(anaerobic work capacity)とに区別されるが,日常生活において用いられる作業では前者が主体となることから,体力の指標としては有酸素的作業能力がもっとも適切であるとしている.さらに,有酸素的作業能力をもっともよく反映する客観的指標として最大酸素摂取量(以下,Vo2maxと略す.)を挙げているが,現在このVo2maxが体力の指標としてもっともよく用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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