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入門講座 歩行・3
脊髄不全損傷の歩行
著者: 平上二九三1
所属機関: 1吉備高原医療リハビリテーションセンター
ページ範囲:P.203 - P.208
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
本稿では,脊髄不全麻痺の病態についてふれる一方,基本的かつ臨床的な歩行分析の考えを整理し,歩行訓練のポイントが把握できるよう解説していきたい.
特に歩行分析においては,実践的なきめ細かな観察方法と同時に,その歩行分析から浮かび上がった問題点と原因について考察し,歩行訓練の要点について述べる.
しかし脊髄不全損傷の歩行は,損傷の原因や部位・程度により,またその経過,合併症,年齢などにもより一概に論ずることはできない.ここでは理学療法の対象になることが多い頸髄不全損傷の四肢麻痺に焦点を合わせ,軽度から重度な歩行障害に対応できるように展開していく.
本稿では,脊髄不全麻痺の病態についてふれる一方,基本的かつ臨床的な歩行分析の考えを整理し,歩行訓練のポイントが把握できるよう解説していきたい.
特に歩行分析においては,実践的なきめ細かな観察方法と同時に,その歩行分析から浮かび上がった問題点と原因について考察し,歩行訓練の要点について述べる.
しかし脊髄不全損傷の歩行は,損傷の原因や部位・程度により,またその経過,合併症,年齢などにもより一概に論ずることはできない.ここでは理学療法の対象になることが多い頸髄不全損傷の四肢麻痺に焦点を合わせ,軽度から重度な歩行障害に対応できるように展開していく.
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