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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル25巻3号

1991年03月発行

文献概要

講座 姿勢・3

姿勢の発達的変化

著者: 北原佶1

所属機関: 1北九州市立総合療育センター

ページ範囲:P.209 - P.214

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 Ⅰ.初めに

 姿勢は,単に体型として“からだつき”を示すこともあるし,人が取っている一定の“構え”を言うこともある.

 からだつきや構えは月・年齢の推移とともに変化する.特に乳幼児期の姿勢の変化は著しい1,2).姿勢の変化は,個体のもつ遺伝的要素と環境との相互作用の結果として起こり,成熟と経験の総和としてとらえることができる.

 発達とは,個体が年齢の推移に伴って,成熟と経験の総和により構造や機能が分化・複雑化・多様化することである3,4).ここでは姿勢をからだつき,構え,体位に分ける.まずからだつきの月・年齢の推移を述べ,次に構え,体位が月・年齢の推移とともにどのように分化・複雑化・多様化するかを述べる.この中で姿勢の発達的変化を検討したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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