文献詳細
文献概要
とびら
「息遣い」をつかめたら
著者: 大塚ひろみ1
所属機関: 1堺市立堺病院リハビリテーション室
ページ範囲:P.225 - P.225
文献購入ページに移動それは,「息遣い」である.かなり前になるが,3m弱の歩行で必ず立ち止まる患者さんの介助中,それが息堪(た)えの限界だと気付いた.そのとき,思わず口に出た「息をしましょうね.」のことばに双方ともに吹き出してしまった.吹き出しながら,「上手な息のしかた,じょうずな息遣いとは?」と漠然とした疑問をもったことを覚えている.それ以来,たびたび「息遣い」が気になりながらも,為す術(すべ)も知らず今に至っている.
掲載誌情報