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文献概要
特集 卒後教育
青森県理学療法士会における継続教育の取り組み
著者: 對馬均1
所属機関: 1弘前大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.229 - P.231
文献購入ページに移動 Ⅰ・初めに
我が国に理学療法士が誕生して以来,四半世紀が経過した.現在,理学療法士の数は1万人の大台を越え,さらに毎年1000人以上の新理学療法士の誕生をみている.しかし,高等学校卒業後3年間の短期養成教育というバックグラウンドにもかかわらず,われわれには医学の進歩,科学技術の発展に呼応して,つねに最新の知識・技術を吸収することが求められている.このような現状に対して,理学療法士として登録された後も,系統的な教育を継続して受けられるシステムの必要性が早くから説かれ1-3),さまざまな立場から努力が為されているものの,明確な形で実現されていないのが実情である.
本稿の目的は,青森県理学療法士会における『卒後教育』の現状を紹介することにあるが,これまでも幾つかの府県の理学療法士会から実践報告4-6)が為されており,基本的にはこれらの理学療法士会での活動内容と共通する点が多い.そこで,地理的にも文化的にも中央から遠く隔りのある青森県において,創立以来20年間にわたって実践されてきた『卒後教育』としての学術活動の中から,その基本精神と独自の活動内容を紹介する.
我が国に理学療法士が誕生して以来,四半世紀が経過した.現在,理学療法士の数は1万人の大台を越え,さらに毎年1000人以上の新理学療法士の誕生をみている.しかし,高等学校卒業後3年間の短期養成教育というバックグラウンドにもかかわらず,われわれには医学の進歩,科学技術の発展に呼応して,つねに最新の知識・技術を吸収することが求められている.このような現状に対して,理学療法士として登録された後も,系統的な教育を継続して受けられるシステムの必要性が早くから説かれ1-3),さまざまな立場から努力が為されているものの,明確な形で実現されていないのが実情である.
本稿の目的は,青森県理学療法士会における『卒後教育』の現状を紹介することにあるが,これまでも幾つかの府県の理学療法士会から実践報告4-6)が為されており,基本的にはこれらの理学療法士会での活動内容と共通する点が多い.そこで,地理的にも文化的にも中央から遠く隔りのある青森県において,創立以来20年間にわたって実践されてきた『卒後教育』としての学術活動の中から,その基本精神と独自の活動内容を紹介する.
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