文献詳細
特集 卒後教育
文献概要
Ⅰ.初めに
現在日本における理学療法士の卒後教育は,日本理学療法士協会主催による各種研修会,各県士会による研修会,厚生省主催による長期講習会,また各施設による独自のものなどさまざまである.毎年約1000名近くの新人が輩出される今日,彼らのニーズに対応した内容のものばかりではない.それらは受講資格が臨床経験3年以上というものが多い.
彼ら新人は,研修内容,日程,開催地,費用,職場の理解など,さまざまな問題を抱えている(これは新人だけのことではないが.).特に地方士会での一人職場では,いっそうの制限があるように思われる.
福井県のように毎年新人が増加している士会では,彼ら新人の資質の向上と,孤立しやすい一人職場の新人と他の会員との交流を図っていくことは,地方士会にとって重要なことである.福井県士会(以下,当士会と略.)は76名と数が少ないゆえに,新人理学療法士のニーズに対応しやすい面もある.
今回,われわれ当士会が新人を対象として行なってきた,卒後教育について述べる.
現在日本における理学療法士の卒後教育は,日本理学療法士協会主催による各種研修会,各県士会による研修会,厚生省主催による長期講習会,また各施設による独自のものなどさまざまである.毎年約1000名近くの新人が輩出される今日,彼らのニーズに対応した内容のものばかりではない.それらは受講資格が臨床経験3年以上というものが多い.
彼ら新人は,研修内容,日程,開催地,費用,職場の理解など,さまざまな問題を抱えている(これは新人だけのことではないが.).特に地方士会での一人職場では,いっそうの制限があるように思われる.
福井県のように毎年新人が増加している士会では,彼ら新人の資質の向上と,孤立しやすい一人職場の新人と他の会員との交流を図っていくことは,地方士会にとって重要なことである.福井県士会(以下,当士会と略.)は76名と数が少ないゆえに,新人理学療法士のニーズに対応しやすい面もある.
今回,われわれ当士会が新人を対象として行なってきた,卒後教育について述べる.
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