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入門講座 歩行・5
神経難病の歩行
著者: 増田国男1
所属機関: 1国立精神・神経センター武蔵病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.335 - P.339
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
神経難病の歩行というとかなり大きなテーマである.神経難病といってもさまざまな疾患が有り,歩行障害とその原因も一様ではないからである.今回は,神経難病の中でも代表的な脊髄小脳変性症とParkinson病の歩行について取り上げる.どちらも原因が不明の神経系変性疾患であり,慢性・進行性の経過をたどる.したがって,障害の進行をできる限り遅らせ,可能な限り有意義な生活を維持することがリハビリテーションの目的となる.特に歩行を含む移動能力は日常生活の基本であり,移動能力が障害の進行を左右すると言っても過言ではない.
本稿では疾患とその経過,運動障害,進行に伴う歩行の変化と臨床面での評価および訓練のポイントについて述べる.
神経難病の歩行というとかなり大きなテーマである.神経難病といってもさまざまな疾患が有り,歩行障害とその原因も一様ではないからである.今回は,神経難病の中でも代表的な脊髄小脳変性症とParkinson病の歩行について取り上げる.どちらも原因が不明の神経系変性疾患であり,慢性・進行性の経過をたどる.したがって,障害の進行をできる限り遅らせ,可能な限り有意義な生活を維持することがリハビリテーションの目的となる.特に歩行を含む移動能力は日常生活の基本であり,移動能力が障害の進行を左右すると言っても過言ではない.
本稿では疾患とその経過,運動障害,進行に伴う歩行の変化と臨床面での評価および訓練のポイントについて述べる.
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