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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル25巻6号

1991年06月発行

文献概要

特集 日常生活動作(ADL)

在宅片麻痺者のADLとそのアプローチ

著者: 中石睦1

所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター地域サービス室

ページ範囲:P.397 - P.402

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 1.初めに

 片麻痺者に限らず在宅を余儀無くされた障害者のADLは,彼らを取り巻く個々の環境因子に大きく左右されるため,本人のADL能力だけでなく,家族や住環境などをふまえた多面的な評価が重要である.そして,それらの評価に基づくリハビリテーション・ニーズの把握と,ニーズに則したリハビリテーション・サービスの提供が必要である.

 しかし,在宅という条件下では,リハビリテーション・サービス自体の選択権が障害者本人あるいはその家族にあるため,たとえわれわれが必要だと判断しても,本人・家族に受け入れられなければサービスとして成立しない.

 そこで,この小論では,多くの在宅片麻痺者に共通したADL上のニーズに対し,どのようにアプローチすれば有効なサービスになりうるか,より現実的な視点で考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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