文献詳細
文献概要
特集 日常生活動作(ADL)
在宅片麻痺者のADLとそのアプローチ
著者: 中石睦1
所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター地域サービス室
ページ範囲:P.397 - P.402
文献購入ページに移動 1.初めに
片麻痺者に限らず在宅を余儀無くされた障害者のADLは,彼らを取り巻く個々の環境因子に大きく左右されるため,本人のADL能力だけでなく,家族や住環境などをふまえた多面的な評価が重要である.そして,それらの評価に基づくリハビリテーション・ニーズの把握と,ニーズに則したリハビリテーション・サービスの提供が必要である.
しかし,在宅という条件下では,リハビリテーション・サービス自体の選択権が障害者本人あるいはその家族にあるため,たとえわれわれが必要だと判断しても,本人・家族に受け入れられなければサービスとして成立しない.
そこで,この小論では,多くの在宅片麻痺者に共通したADL上のニーズに対し,どのようにアプローチすれば有効なサービスになりうるか,より現実的な視点で考えてみたい.
片麻痺者に限らず在宅を余儀無くされた障害者のADLは,彼らを取り巻く個々の環境因子に大きく左右されるため,本人のADL能力だけでなく,家族や住環境などをふまえた多面的な評価が重要である.そして,それらの評価に基づくリハビリテーション・ニーズの把握と,ニーズに則したリハビリテーション・サービスの提供が必要である.
しかし,在宅という条件下では,リハビリテーション・サービス自体の選択権が障害者本人あるいはその家族にあるため,たとえわれわれが必要だと判断しても,本人・家族に受け入れられなければサービスとして成立しない.
そこで,この小論では,多くの在宅片麻痺者に共通したADL上のニーズに対し,どのようにアプローチすれば有効なサービスになりうるか,より現実的な視点で考えてみたい.
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