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特集 日常生活動作(ADL)
慢性関節リウマチ患者の在宅におけるADLとそのくふう
著者: 庄子美和1 岡本五十男2 田村裕昭3
所属機関: 1北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション部 2北海道勤医協札幌丘珠病院リハビリテーション科 3北海道勤医協札幌丘珠病院内科
ページ範囲:P.408 - P.412
文献購入ページに移動慢性関節リウマチ(以下,RAと略.)は,慢性進行性の疾患であり,多くが増悪,寛解を繰り返しながら関節の変形や破壊などにより運動機能が低下し,それによってADLに制限をきたす.このように,RAは「疾患と障害が共存し,進行性の経過をたどる典型的な例」1)の一つであり,それゆえに,疾患としてのRAそれ自体の治療と管理と,障害としてのRAに対するリハビリテーションアプローチとが並行して行なわれなければならない.また,RAにおいてもリハビリテーションアプローチは機能訓練のみならず,ADL・QOLの向上を目指したものでなければならない.われわれもこうした立場でRA患者にアプローチしているが,本稿ではRA患者の在宅におけるADLに焦点を合わせ,その特徴と留意点,ADL上のくふうについて述べる.
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