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文献概要
入門講座 ADL訓練の実際・1
四肢麻痺の起居・移乗動作訓練
著者: 水上昌文1
所属機関: 1国立身体障害者リハビリテーションセンター病院
ページ範囲:P.485 - P.491
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
頸髄損傷四肢麻痺のリハビリテーションにおける理学療法の最大の目的は,言うまでも無くADLを自立させることに有る.脊髄損傷対麻痺においても同様だが,四肢麻痺のADL自立の過程では起居・移乗動作がもっとも基礎的な部分でありかつ重要である.本論では日ごろわれわれが臨床の場で多くの四肢麻痺者に指導してきた起居・移乗動作の方法を述べるとともに,動作の遂行に必要な要素,および動作訓練の方法についてより具体的にふれてゆきたい.四肢麻痺の起居・移乗動作の方法についてはFord1)らによってもかなり詳細にわたって紹介されているので,併せて参照していただくと効果的であろう.なお,本文中の損傷レベルの表記はすべてZancolliの分類である.
頸髄損傷四肢麻痺のリハビリテーションにおける理学療法の最大の目的は,言うまでも無くADLを自立させることに有る.脊髄損傷対麻痺においても同様だが,四肢麻痺のADL自立の過程では起居・移乗動作がもっとも基礎的な部分でありかつ重要である.本論では日ごろわれわれが臨床の場で多くの四肢麻痺者に指導してきた起居・移乗動作の方法を述べるとともに,動作の遂行に必要な要素,および動作訓練の方法についてより具体的にふれてゆきたい.四肢麻痺の起居・移乗動作の方法についてはFord1)らによってもかなり詳細にわたって紹介されているので,併せて参照していただくと効果的であろう.なお,本文中の損傷レベルの表記はすべてZancolliの分類である.
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