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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル25巻8号

1991年08月発行

文献概要

特集 重度障害児の理学療法

重症心身障害児に対する理学療法の役割と課題

著者: 上村孝司1

所属機関: 1愛知県心身障害者コロニー中央病院

ページ範囲:P.526 - P.531

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 Ⅰ.重症心身障害児の実態

 1.重症心身障害児とは

 重症心身障害児(以下,重症児と略)という用語は,1958年,東京都社会福祉協議会が,それまでの重症欠陥児,不治永患児や多障害児などの用語を統一して,新しく呼ぶことを提唱したものである.

 医学的に重症児とは,器質的脳障害に基づく高度の脳機能障害の特殊な状態であるとしているが,これでは重症児の状態像を具体的に把握することが難しい.そこで行政的,社会的に使用されている定義を総括してみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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