文献詳細
文献概要
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編集後記
著者: 鶴見隆正
所属機関:
ページ範囲:P.590 - P.590
文献購入ページに移動 今月号の特集テーマは「重度障害児の理学療法」である.
私が理学療法士になりたてのころに初めて重症心身障害児施設を訪問したとき,経管栄養を受けながらベッド柵に手足を固定されているものの,輝く瞳で何かを訴えている子ども,後弓反張で懸命に背這いをしようとしている子どもを見て眩惑したことを今でも鮮明に記憶している.それは重度の運動障害のみでなく,癲癇,痙攣発作,誤嚥,呼吸障害など直接生命を脅かす重複した障害をもちながら成長する子どもたちの療育の中で理学療法士として何ができ何をすべきか,を理解していなかったためであろう,そこで今回,この分野で長年活躍している先生方に執筆をお願いした.
私が理学療法士になりたてのころに初めて重症心身障害児施設を訪問したとき,経管栄養を受けながらベッド柵に手足を固定されているものの,輝く瞳で何かを訴えている子ども,後弓反張で懸命に背這いをしようとしている子どもを見て眩惑したことを今でも鮮明に記憶している.それは重度の運動障害のみでなく,癲癇,痙攣発作,誤嚥,呼吸障害など直接生命を脅かす重複した障害をもちながら成長する子どもたちの療育の中で理学療法士として何ができ何をすべきか,を理解していなかったためであろう,そこで今回,この分野で長年活躍している先生方に執筆をお願いした.
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