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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻1号

1992年01月発行

文献概要

入門講座 理学療法におけるパーソナルコンピューター活用・1

パーソナルコンピューターの基礎知識

著者: 辻下守弘1

所属機関: 1高知医科大学附属病院理学療法部

ページ範囲:P.33 - P.38

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 Ⅰ.初めに

 現代社会は,コンピューターの存在無しでは機能しない,すっかりコンピューターに頼る社会へと早い速度で移り変わってきた,コンピューターが,これほど急速にわれわれの社会に浸透した理由は,社会が複雑化したことと人間の本質的な怠惰性によるところが大きい.つまり,コンピューターは,人間の道具あるいは奴隷として,人間には面倒くさすぎる,時間を費やしすぎる,単調でまちがいやすいといった作業を簡単に,短時間で,正確にこなしてくれる機械なのである.

 そして,このような合理的で便利なコンピューターを,大企業や大学等の一部のユーザーだけのものにしておくのはもったいないから,一般の個人にも使えるようにしていこうという考えかたから,個人用のコンピューター,すなわち「パーソナル・コンピューター」を生んだのである.「パソコン」とは,このパーソナル・コンピューターの略語であり,海外では通用しない日本独自の名称である.

 本論は,パーソナルコンピューター入門講座の第1回目として,パソコンをこれから始めるためにぜひとも知っておきたい基礎知識を,なるべく平易にまとめてみたので,気楽な気持ちで読んでいただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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