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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻1号

1992年01月発行

文献概要

印象に残った症例

頸髄損傷者の妊娠・分娩・リハビリテーション

著者: 馬場将夫1 黒木健文2

所属機関: 1照波園病院理学診療科 2照波園病院整形外科

ページ範囲:P.55 - P.57

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 Ⅰ.初めに

 過去種々の症例を経験してきたが,社会福祉法人農協共済別府リハビリテーションセンター在職当時,もっとも深く印象に残っている症例で,現在においてもなお報告例の少ない頸髄損傷者の妊娠・分娩・リハビリテーションに携わったので若干の考察を加え報告する.頸髄損傷者は重度の四肢麻痺にとどまらず膀胱直腸障害・褥創・痙性・心肺機能・精神面などが関連し,日常生活上きわめて問題が多岐にわたり重複,複雑化することが多い.

 リハビリテーションのチームワークの成功が,リハビリテーションの重要目標の一つである残存機能の最大発揮が可能になると言っても過言ではない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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