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印象に残った症例
胸椎圧迫骨折によりミエロパチーを合併した高齢重度慢性関節リウマチ患者の家庭復帰に関与して
著者: 西野学1
所属機関: 1金沢リハビリテーション病院リウマチ膠原病センター
ページ範囲:P.777 - P.780
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
一般に慢性関節リウマチ(以下,RAと略.)の場合,障害の進行が緩徐であり,生命予後も良好であるなどの理由により,RA患者の多くは通院や入退院を繰り返しながらも家庭での療養が可能である1).しかし高齢化社会を迎え,RAにおいても加齢による障害の重度化・重複化によって家庭復帰に困難をきたす例もみられる.今回,第12胸椎圧迫骨折によりミエロパチーを合併した高齢重度RA患者の回復過程と家庭復帰に向けてのアプローチについて,若干の考察を加え報告する.
一般に慢性関節リウマチ(以下,RAと略.)の場合,障害の進行が緩徐であり,生命予後も良好であるなどの理由により,RA患者の多くは通院や入退院を繰り返しながらも家庭での療養が可能である1).しかし高齢化社会を迎え,RAにおいても加齢による障害の重度化・重複化によって家庭復帰に困難をきたす例もみられる.今回,第12胸椎圧迫骨折によりミエロパチーを合併した高齢重度RA患者の回復過程と家庭復帰に向けてのアプローチについて,若干の考察を加え報告する.
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