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雑誌レビュー
“Physical Therapy”(1991年版)まとめ
著者: 網本和1
所属機関: 1聖マリアンナ医科大学病院リハビリテーション部
ページ範囲:P.785 - P.788
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
ここ数か月というもの,筆者はAPTAの機関誌である‘Physical Therapy(1991)’という森の中で彷徨(さまよ)い,ようやくその出口に辿(たど)りついたところである.
途中幾つか見付けた‘論文’という名の隠れ家は一見甘い‘お菓子の家’のようでありながら,少しばかりの苦みを伴っていた.
この‘苦み’は,われわれ読む者に対して,精神の作業を要求するという意味であり,さらに次の局面を知りたいという思いに憑(つ)かれるもので,優劣ではなく言わば注意の勾配とでも言えよう.
そこでこのレビューでは,筆者の個人的な関心を喚起した論文について焦点を当ててゆきたい.なぜならどんなに公平にみえるレビューであっても,取り上げる個人の立脚点によってその普遍性はあらかじめ失われざるをえないからである.
さて本文に入ろう.
ここ数か月というもの,筆者はAPTAの機関誌である‘Physical Therapy(1991)’という森の中で彷徨(さまよ)い,ようやくその出口に辿(たど)りついたところである.
途中幾つか見付けた‘論文’という名の隠れ家は一見甘い‘お菓子の家’のようでありながら,少しばかりの苦みを伴っていた.
この‘苦み’は,われわれ読む者に対して,精神の作業を要求するという意味であり,さらに次の局面を知りたいという思いに憑(つ)かれるもので,優劣ではなく言わば注意の勾配とでも言えよう.
そこでこのレビューでは,筆者の個人的な関心を喚起した論文について焦点を当ててゆきたい.なぜならどんなに公平にみえるレビューであっても,取り上げる個人の立脚点によってその普遍性はあらかじめ失われざるをえないからである.
さて本文に入ろう.
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