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PTのひろば
高齢者のゴール設定
著者: 白川康彦1
所属機関: 1白川治療院
ページ範囲:P.792 - P.792
文献購入ページに移動 私は昨年までの12年間,自治体病院に勤務していました.その間リハビリテーション専門医である専任医師の指導の下,リウマチ(主に通院加療の方)や脳卒中の患者さんの理学療法に携わりながら,一般病院での理学療法の在りかたを考えてきました.日本理学療法士協会の会員名薄(1991年9月現在)によりますと,一般病院と総合病院の勤務者が全体の約7割を占めています.こうした第一線での理学療法の充実が急結であると認識しております.
退職を機に病院での業務を振り返りますと,高齢者に対するゴール設定が不適切ではなかったかと思います.周知の通り,加齢に伴い運動機能も機能的能力も低下していきます.高齢者を計測した数値(角度,筋力,動作の遂行時間など)を若年者のそれと比較すればまちがい無く異常ということになるでしょう.
退職を機に病院での業務を振り返りますと,高齢者に対するゴール設定が不適切ではなかったかと思います.周知の通り,加齢に伴い運動機能も機能的能力も低下していきます.高齢者を計測した数値(角度,筋力,動作の遂行時間など)を若年者のそれと比較すればまちがい無く異常ということになるでしょう.
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