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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻12号

1992年12月発行

文献概要

入門講座 関節可動域訓練・6

人工関節と関節可動域訓練

著者: 栗原密1 田名部誠悦2

所属機関: 1越谷市立病院リハビリテーション科 2越谷市立病院整形外科

ページ範囲:P.841 - P.846

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 Ⅰ.初めに

 人工関節移植の目的は,①落痛の除去,②可動域の確保,③早期リハビリテーション,④ADLの維持・拡大などである.

 人工関節は,股関節・膝関節のほかに肩関節・足関節・肘関節・手関節・指関節などに対しても置換が行なわれている.膝関節・肩関節・足関節などの関節可動域訓練については他稿にゆずるとして,本稿では主に人工股関節の術前,術後の評価および関節可動域訓練について述べる.人工関節置換術に対する関節可動域訓練を行なうに当たっては,術前後の十分な評価,患者指導が重要である.解剖の熟知は言うまでもなく,個々の術式や,起こりうる合併症の把握もたいせつである.なお可動域訓練は術後のADLやQOLの向上に結び付くものでなくてはならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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