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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻2号

1992年02月発行

文献概要

講座 CTとMRI・2

脳のCT・1―正常像

著者: 白水一郎1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院放射線科

ページ範囲:P.109 - P.114

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 Ⅰ.初めに

 頭部CTの正常像として,軸位断像の主として単純CTを中心に述べる.また,比較的よく目にする正常変異やアーチファクトについて知っておくことは日常診療上重要である.CTの各断面をそれぞれ別個のものとして理解しようとせず,上下のスライスとあわせ立体的に把握することが重要である.

 今回図1~7は単純CTを小脳橋角槽に始まり,上行して脳室上方のレベルの断面を連続して呈示し,図8,9は造影CTとして主に血管系を,図10~12は、特異的なものを取り上げてある.そのため本文中の説明は,図の順序とは一致していないことをお断わりしておく.

 また,簡便な理解のためにも,用語は原則,和名に限るよう努めたが,不十分な語彙(い)については後記の参考文献で補足されたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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