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講座 CTとMRI・3
脳のCT・2―異常像
著者: 大久保敏之1
所属機関: 1関東労災病院放射線科
ページ範囲:P.181 - P.187
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
約20年前の登場以来,CTスキャナーは,放射線診断学の中で重要な位置を占めている.特に我が国ではその普及が目覚ましく,中規模以上の病院には,必ずと言ってよいほど設置されている.開発当初が頭部専用機であったように,頭部疾患の診断の上での必要性は,MRIがしだいに数を増しつつある現在でもほとんど変化していない.検査時間の短さ,適応患者の広さという点で,やはりCTにも利点が有るからである.
ここでは,CTが有用である主な疾患について述べることにする.
脳血管障害,外傷,腫瘍,炎症の順に症例のCT写真を提示していきたい.
なお,今回はCTの異常像を中心とし,症状との関連などについては成書を参考していただきたい.
約20年前の登場以来,CTスキャナーは,放射線診断学の中で重要な位置を占めている.特に我が国ではその普及が目覚ましく,中規模以上の病院には,必ずと言ってよいほど設置されている.開発当初が頭部専用機であったように,頭部疾患の診断の上での必要性は,MRIがしだいに数を増しつつある現在でもほとんど変化していない.検査時間の短さ,適応患者の広さという点で,やはりCTにも利点が有るからである.
ここでは,CTが有用である主な疾患について述べることにする.
脳血管障害,外傷,腫瘍,炎症の順に症例のCT写真を提示していきたい.
なお,今回はCTの異常像を中心とし,症状との関連などについては成書を参考していただきたい.
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