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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻3号

1992年03月発行

文献概要

講座 CTとMRI・3

脳のCT・2―異常像

著者: 大久保敏之1

所属機関: 1関東労災病院放射線科

ページ範囲:P.181 - P.187

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 Ⅰ.初めに

 約20年前の登場以来,CTスキャナーは,放射線診断学の中で重要な位置を占めている.特に我が国ではその普及が目覚ましく,中規模以上の病院には,必ずと言ってよいほど設置されている.開発当初が頭部専用機であったように,頭部疾患の診断の上での必要性は,MRIがしだいに数を増しつつある現在でもほとんど変化していない.検査時間の短さ,適応患者の広さという点で,やはりCTにも利点が有るからである.

 ここでは,CTが有用である主な疾患について述べることにする.

 脳血管障害,外傷,腫瘍,炎症の順に症例のCT写真を提示していきたい.

 なお,今回はCTの異常像を中心とし,症状との関連などについては成書を参考していただきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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