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文献概要
あんてな
宮城いきいき財団の概要
著者: 小泉保1
所属機関: 1宮城県生活福祉部長寿社会対策室企画推進係
ページ範囲:P.194 - P.194
文献購入ページに移動 1.財団設立の背景
高齢化対策というと,従来,イコール寝たきりや痴呆性老人のケア対策であり,高齢者の大多数を占める健常高齢者の生きがいや健康づくりは,個人の問題として比較的軽視される嫌いがありました.ケア問題が緊急かつ重要な課題であることは言うまでも無いことですが,地域社会のコミュニティが崩壊する中でサラリーマンOBが増加し,定年後,地域にも溶け込むことができず,生きがい喪失に悩む方々が急増する傾向にあること,また,老人クラブなどの既存の団体がニーズの変化に応えるのが困難となっていること,さらには,シルバー産業など従来の福祉の概念には包摂できない新しい課題も生じてきていることから,健常高齢者問題を政策領域として積極的に位置付け,既成の枠に囚われない新しい視点から健常高齢者対策を推進する組織を設立することとしたものです.幸運にも,1989年度に,厚生省が「明るい長寿社会づくり推進機構制度」を創設したことから,本県でも,当該制度を活用して,前記の施策を推進することとなりました.
高齢化対策というと,従来,イコール寝たきりや痴呆性老人のケア対策であり,高齢者の大多数を占める健常高齢者の生きがいや健康づくりは,個人の問題として比較的軽視される嫌いがありました.ケア問題が緊急かつ重要な課題であることは言うまでも無いことですが,地域社会のコミュニティが崩壊する中でサラリーマンOBが増加し,定年後,地域にも溶け込むことができず,生きがい喪失に悩む方々が急増する傾向にあること,また,老人クラブなどの既存の団体がニーズの変化に応えるのが困難となっていること,さらには,シルバー産業など従来の福祉の概念には包摂できない新しい課題も生じてきていることから,健常高齢者問題を政策領域として積極的に位置付け,既成の枠に囚われない新しい視点から健常高齢者対策を推進する組織を設立することとしたものです.幸運にも,1989年度に,厚生省が「明るい長寿社会づくり推進機構制度」を創設したことから,本県でも,当該制度を活用して,前記の施策を推進することとなりました.
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