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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻4号

1992年04月発行

文献概要

特集 高齢者のスポーツおよびレクリエーション

老人病院でのレクリエーション

著者: 髙口光子1

所属機関: 1宇賀岳病院リハビリテーション科

ページ範囲:P.240 - P.244

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 Ⅰ.初めに

 レクリエーションの概念は,その時代,発言する立場の違いなどによる種々の定義付けにより多様である.しかし,「質(人間性)の再創造」,「生活の快」という共通点をもって,レクリエーションの意義を否定するものは無い.

 また,最近では「生きがい作り」「寝たきり・ボケ予防」などをポイントにして,老人のレクリエーションは各場面で奨励されている.

 リハビリテーションの概念より教育され,理学療法士として老人に接している者として,上記のことはたいへんに納得のいく事柄である.

 ところが,病院で老人のレクリエーションを業務として実践しようとする際にさまざまな困難が生じているのもまた現状である.

 今回,私は老人病院でのレクリエーション実践をもう1度見つめ直し,老人病院のリハビリテーションを考えてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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