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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻4号

1992年04月発行

文献概要

講座 CTとMRI・4

脳のMRI

著者: 青木茂樹1 佐々木泰志2 町田徹2

所属機関: 1東京都立駒込病院放射線診療科 2東京大学医学部放射線科

ページ範囲:P.251 - P.256

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 Ⅰ.初めに

 磁気共鳴画像装置(magnetic resonance imaging;MRI)は1980年代になって臨床応用が始まり,その後急速に普及していまや脳脊髄領域の診断には無くてはならない検査法となっている1~3).CTと比較してその長所,短所を列挙すると表1のごとくとなる.脳の疾患に対しては頭部が動きが少ないために時間がかかる欠点が目だたずにすむので非常に良い適応で,ほとんどの疾患はMRIのみで診断でき,CTは必要無い.しかし,患者の了解が悪い場合などには動きのアーチファクトのため良好な画像が得られない.

 また強い磁場を用いるため,ペースメーカー,人工耳,強磁性体の動脈瘤クリップなどの埋め込み後の患者には施行できない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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