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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻5号

1992年05月発行

文献概要

特集Ⅱ 骨粗鬆症をめぐって

最新の骨粗鬆症の治療

著者: 乗松尋道1

所属機関: 1香川医科大学整形外科

ページ範囲:P.305 - P.309

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 Ⅰ.初めに

 総人口に対して老年人口の占める割合は全国平均1989年には11.6%であり,2000年には15.6%になることが予想され,欧米諸国より速い速度で人口の老齢化が進んでいる.そのために老人に多い悪性腫瘍,痴呆などと並んで老人性骨粗鬆症は重要であり,その診断と治療法の開発は特に注目されている.骨粗鬆症は骨量が減少した状態を指し,骨の力学的強度が低下しているので転倒などのわずかな外力で脊椎,四肢の長管骨の骨折を起こし寝た切り老人の一つの原因になりかねない.

 ここでは最初に骨粗鬆症の疫学にふれ,その後治療法の最近の動向について述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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