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症例報告
高位頸髄損傷患者に対するリエゾンカンファレンスの経験
著者: 島田進1 豊倉穣2 村上恵一2 黒谷正明3 舘哲郎3
所属機関: 1東海大学医学部付属病院リハビリテーションセンター 2東海大学医学部リハビリテーション学教室 3東海大学医学部精神科学教室
ページ範囲:P.349 - P.351
文献購入ページに移動リハビリテーション医療は,患者の身体部分,身体機能および身体像の喪失など,さまざまな喪失体験を前提として開始される.しかし身体的問題のみならず,それに関連した心理社会的問題が表面化し,治療に支障をきたすことも少なくない.当大学リハビリテーション学教室では,これら問題への対応の一環として精神科医を交えたリエゾンカンファレンス(以下,LCと略.)を開催している1-4).
今回,種々の心理社会的問題点を有した高位頸髄損傷の1例に対してLCを含めた包括的対応を行なった.そこで,LCでの討議を中心に上記問題点をチームアプローチの観点から検討し,報告する.
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