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ポータブルトイレ用木枠の紹介とその有効性
著者: 稲坂恵1 萩原章由1 福田光祐1 田辺代志美1 水落和也2
所属機関: 1横浜市老人リハビリテーション友愛病院リハビリテーション科 2横浜市立市民病院リハビリテーション科
ページ範囲:P.416 - P.420
文献購入ページに移動脳血管障害者の高齢化と重症化が指摘されており,最終的に歩行に至らない症例の増加が予想される.歩行を獲得できない症例に対する治療計画は,家人に対する介助指導に終わっている場合が少なくない.しかし理学療法士は,ベッドから離れる機会が少なくなる歩行不可能者に対し,その活動量を確保する具体的方策・指導を打ち出す必要がある.
生活上頻度が高く,加えて自立へのニーズも高い排泄移乗動作は特に重要な課題である.その移乗動作が安全かつ簡単になれば,自立への道が容易になることは明らかであろう.このような状況下なら,歩行非自立者の到達目標を排泄移乗動作自立とすることができる.
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