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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻8号

1992年08月発行

文献概要

特集 老人保健施設の理学療法

老人保健施設の現況―富山県および当施設の場合

著者: 桝谷敏夫1

所属機関: 1老人保健施設富山リハビリテーションホーム

ページ範囲:P.529 - P.533

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 Ⅰ.初めに

 老人保健施設の目的は寝たきりなど要介護老人のquality of lifeをいかに維持,向上させるかにあり,長生きしてよかったと実感できる環境作りにあると思われる.

 現在,全国で老人保健施設の整備が着々と進んでいるが,そこに勤務する医療従事者の確保については十分と言える段階ではない.

 富山県の老人保健施設の整備率は全国で上位を占めているが,その急増により地域によってはマンパワー不足が生じている.

 1991年10月には各施設間の連携とより良い環境作りとを行ない,老人保健施設の使命を果たすべく富山県老人保健施設協議会が発足し,その中に,管理,事務,看護・介護,理学療法士・作業療法士,相談指導員,栄養士の6部会が設けられた.

 以下,1992年3月に県内の老人保健施設に対して行なったアンケート調査の一部の紹介および開設以来1年6か月経過した本老人保健施設富山リハビリテーションホームの現況について,若干の私見を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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