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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル26巻9号

1992年09月発行

文献概要

特集 福祉機器

2.坐位保持装置―1.姿勢保持装置の処方

著者: 小池純子1

所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター医療課

ページ範囲:P.591 - P.594

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 Ⅰ.初めに

 脳性麻痺を中心とする重度障害児・者に対し,坐位保持の重要性が叫ばれて久しい.近年,これらのニーズに対応するリハビリテーション機器が,坐位保持装置と命名され,身体障害者福祉法による補装具としての給付が可能になった.当センターでは,1989年4月より,臨床工学サービス事業を開始,定期的なクリニックの開設など,当センターにおける専門技術と更生相談所業務の有機的な連携の下に,坐位保持装置の処方に関する一貫したサービスを提供してきた.

 現在,坐位保持(姿勢保持)の考えかたは,さまざまな障害レベルの対象者に関心をもたれている.また,多くのメーカーで種々の製品が開発され,入手可能になってきているため,われわれリハビリテーション専門職は,装置の特性とその適応について検討していく必要があると考える.

 今回は,脳性麻痺を中心とする重度障害児・者の坐位保持装置について,われわれのクリニックでの経験をまとめ紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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