文献詳細
文献概要
特集 福祉機器
2.坐位保持装置―1.姿勢保持装置の処方
著者: 小池純子1
所属機関: 1横浜市総合リハビリテーションセンター医療課
ページ範囲:P.591 - P.594
文献購入ページに移動 Ⅰ.初めに
脳性麻痺を中心とする重度障害児・者に対し,坐位保持の重要性が叫ばれて久しい.近年,これらのニーズに対応するリハビリテーション機器が,坐位保持装置と命名され,身体障害者福祉法による補装具としての給付が可能になった.当センターでは,1989年4月より,臨床工学サービス事業を開始,定期的なクリニックの開設など,当センターにおける専門技術と更生相談所業務の有機的な連携の下に,坐位保持装置の処方に関する一貫したサービスを提供してきた.
現在,坐位保持(姿勢保持)の考えかたは,さまざまな障害レベルの対象者に関心をもたれている.また,多くのメーカーで種々の製品が開発され,入手可能になってきているため,われわれリハビリテーション専門職は,装置の特性とその適応について検討していく必要があると考える.
今回は,脳性麻痺を中心とする重度障害児・者の坐位保持装置について,われわれのクリニックでの経験をまとめ紹介する.
脳性麻痺を中心とする重度障害児・者に対し,坐位保持の重要性が叫ばれて久しい.近年,これらのニーズに対応するリハビリテーション機器が,坐位保持装置と命名され,身体障害者福祉法による補装具としての給付が可能になった.当センターでは,1989年4月より,臨床工学サービス事業を開始,定期的なクリニックの開設など,当センターにおける専門技術と更生相談所業務の有機的な連携の下に,坐位保持装置の処方に関する一貫したサービスを提供してきた.
現在,坐位保持(姿勢保持)の考えかたは,さまざまな障害レベルの対象者に関心をもたれている.また,多くのメーカーで種々の製品が開発され,入手可能になってきているため,われわれリハビリテーション専門職は,装置の特性とその適応について検討していく必要があると考える.
今回は,脳性麻痺を中心とする重度障害児・者の坐位保持装置について,われわれのクリニックでの経験をまとめ紹介する.
掲載誌情報