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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻10号

1993年10月発行

文献概要

印象に残った症例

受傷5か月後から改善のみられた頭部外傷の一症例

著者: 荒木茂12 木下昭3 谷口由紀子12 藪越八重子12 村中泉12 紺谷悌二4

所属機関: 1国民健康保険小松市民病院リハビリテーション室 2石川県リハビリテーションセンター準備室 3国民健康保険小松市民病院脳神経外科 4国民健康保険小松市民病院整形外科

ページ範囲:P.717 - P.719

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 Ⅰ.初めに

 頭部外傷では脳血管障害とは異なり,受傷後数か月経過してから突如改善をみせ始める症例をしばしば経験する.今回,われわれは受傷後5か月間重度の四肢麻痺と遷延性の意識障害が続いていたが,立ち直り反応を利用した訓練を行なったところ反応がみられ始め,随意運動が出現し会話も可能となった症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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