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歩行速度の違いによる筋活動の差の筋電図学的研究
著者: 神戸晃男1 山田俊昭1 西村誠次1 山崎安朗2 東田紀彦2 山口昌夫3 佐々木弘之4
所属機関: 1金沢医科大学病院リハビリテーション部 2金沢医科大学整形外科 3リハビリテーション加賀八幡温泉病院リハビリテーション科 4石川整肢学園リハビリテーション科
ページ範囲:P.721 - P.725
文献購入ページに移動従来,筋電図(以下,EMGと略.)を用いて歩行分析を行なう方法がとられてきた1).特に表面EMGは運動力学的分析の検査手段の一つであり,積分値を求めて動作時の筋力を推定し,その変化を評価することができる.
われわれは歩行速度の違いが,下肢のEMGに及ぼす影響をその振幅2),周波数3)などの指標を用いて検索してきた.今回,われわれは,歩行速度を変化させたときのEMG積分値,ピークの位置変化を1歩行周期を各相に分けて検索した.これにより,各下肢筋の役割を考察し,歩行分析における,より客観的な効果判定を目的に検討したので報告する.
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