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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻10号

1993年10月発行

文献概要

報告

歩行速度の違いによる筋活動の差の筋電図学的研究

著者: 神戸晃男1 山田俊昭1 西村誠次1 山崎安朗2 東田紀彦2 山口昌夫3 佐々木弘之4

所属機関: 1金沢医科大学病院リハビリテーション部 2金沢医科大学整形外科 3リハビリテーション加賀八幡温泉病院リハビリテーション科 4石川整肢学園リハビリテーション科

ページ範囲:P.721 - P.725

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 Ⅰ.初めに

 従来,筋電図(以下,EMGと略.)を用いて歩行分析を行なう方法がとられてきた1).特に表面EMGは運動力学的分析の検査手段の一つであり,積分値を求めて動作時の筋力を推定し,その変化を評価することができる.

 われわれは歩行速度の違いが,下肢のEMGに及ぼす影響をその振幅2),周波数3)などの指標を用いて検索してきた.今回,われわれは,歩行速度を変化させたときのEMG積分値,ピークの位置変化を1歩行周期を各相に分けて検索した.これにより,各下肢筋の役割を考察し,歩行分析における,より客観的な効果判定を目的に検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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