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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻12号

1993年12月発行

文献概要

とびら

声(ことば)

著者: 前田真一1

所属機関: 1金沢大学医学部附属病院

ページ範囲:P.807 - P.807

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 われわれ医療従事者は患者(家族も含む.)の真の声を聞いているのだろうか?ともすると押し付け的な医療をして患者の真の声を見失っているのではないだろうか.患者は良くなりたい一心で,医療従事者から言われることを信頼しきっているきらいがある.もっと患者の真の声が前面に出ても良いのでないかとも思われる.

 最近ではインフォームドコンセント(十分な説明と患者本人による同意)が重要視されてきているが,はたしてどれだけ実施されているだろうか.特に理学療法士の分野においてはほとんど皆無に等しいのではないかと思われる.これは,医療の本質が医療従事者主体型であることによるためと思われる.したがってインフォームドコンセントを医療スタッフでもっと検討し,一貫した方針をもって接していかなければ患者の声が反映されないのではないだろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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