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講座 地域リハビリテーション・3
大東市における地域リハビリテーションシステム
著者: 山本和儀1 吉岡善隆1 伊藤晴人1 野村典子1 山本純子1 林伸子1 森山雅志1 山本正弘1
所属機関: 1大東市福祉保健部保健医療福祉センターリハビリテーション課
ページ範囲:P.193 - P.200
文献購入ページに移動1.地域の特性
本市は,大阪府の東部を占める河内平野のほぼ中央に位置し,東西7.5km,南北4.1kmで総面積は18.27km2である.大阪市と奈良県に隣接し,商業および交通の要所として古くから発展してきた近郊都市である.市域の約3分の2を占める平野部は全般に人口の高密度地域が連続しており,東部は住宅,中央部は商業,西部は工業を中心として発達してきた.また,市の中央部では一級河川寝屋川および恩智川が合流しており,長年にわたって水との闘いを繰り返してきた.1956年の市政施行時の人口3万人から現在では約12万7千人を擁し,かつては田園であった地域は近年ほとんどが住宅となっている.また,市内三つの駅を中心とする商店街も急速に発展し12万市民の暮らしに必要な利便や機能を提供できるようになった.本市の65歳以上の人口は10,485人で,高齢化率8.21%となっている.
今後,高齢化社会を迎え高齢者も障害者も住みよいまちづくりを目指し,住民のニーズに対するサービスの質,量の充実とともに柔軟性のある行政対応が重要と考えている.
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