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特集 脊髄損傷
頸髄損傷の呼吸理学療法
著者: 土屋辰夫1 森井和枝1 佐藤房郎1
所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院理学療法科
ページ範囲:P.218 - P.222
文献購入ページに移動頸髄損傷急性期の気管切開や長期間の人工呼吸器依存は離床を遅らせるばかりでなく,胸郭の拘縮や肺活量の低下などの機能上の問題も残す.われわれは受傷後数日間の集中的な医学的手段と理学療法により,多くの下位頸髄損傷者(C5以下)は呼吸器合併症を起こすこと無く,気管切開も免れると信じている.
本稿では,急性期から慢性期に至るまでの頸髄損傷者に対する呼吸理学療法テクニックとその基礎となる病態についての解説をしてみたい.
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