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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻4号

1993年04月発行

文献概要

特集 脊髄損傷

頸髄損傷の呼吸理学療法

著者: 土屋辰夫1 森井和枝1 佐藤房郎1

所属機関: 1神奈川リハビリテーション病院理学療法科

ページ範囲:P.218 - P.222

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 1初めに

 頸髄損傷急性期の気管切開や長期間の人工呼吸器依存は離床を遅らせるばかりでなく,胸郭の拘縮や肺活量の低下などの機能上の問題も残す.われわれは受傷後数日間の集中的な医学的手段と理学療法により,多くの下位頸髄損傷者(C5以下)は呼吸器合併症を起こすこと無く,気管切開も免れると信じている.

 本稿では,急性期から慢性期に至るまでの頸髄損傷者に対する呼吸理学療法テクニックとその基礎となる病態についての解説をしてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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