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原著
脳卒中片麻痺患者の安静時F波の特性
著者: 鈴木俊明1 藤原哲司1 武田功1
所属機関: 1京都大学医療技術短期大学部
ページ範囲:P.277 - P.281
文献購入ページに移動筆者らは健常者を対象に脊髄前角細胞プールの興奮性を示すF波に関する研究を行ない,筋の等尺性収縮時は安静時と比較してF波の出現頻度,振幅比で有意な増加を示し,収縮度を増加させるにつれ増大することを報告した1~4).この結果から,等尺性収縮度を増加させることは脊髄前角細胞プールの興奮性を高めることにっながると推察した.今回は脳卒中片麻痺患者における両側上肢のF波を検査し.麻痺側ならびに非麻痺側上肢の脊髄前角細胞プールの特性を検討した.また,上肢の神経学的評価と麻痺側F波成績との関係も検討した.
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