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特集 小児の理学療法
我が国における小児のリハビリテーションの現状と課題
著者: 児玉和夫1
所属機関: 1心身障害児総合医療療育センター小児科
ページ範囲:P.366 - P.372
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小児のリハビリテーションで対象とする子どもたちのほとんどは,いわゆる障害児である.この子どもたちのために理学療法士,作業療法士,言語治療士などが活躍し始めてからかなりの年月が経つ.最初の総合的な肢体不自由児施設(整肢療護園)が造られたのは1942年であり,あるいは日本のリハビリテーションはこうした子どもたちへの療育努力から始まったとも言えよう.ではその実態は現在質量ともに充分と言えるのであろうか?今後どのような面に発展していく必要があるのか? この稿では現在の小児リハビリテーションの状況を概括しながら,こうした今後の課題についても考えていくことにする.
最初に日本で障害児療育の場である,施設などの状況を紹介し,続いてそれらの施設での訓練スタッフの配置状態をみていく.その上で小児のリハビリテーションに従事する訓練スタッフに求められる条件を検討していくことにしたい.
小児のリハビリテーションで対象とする子どもたちのほとんどは,いわゆる障害児である.この子どもたちのために理学療法士,作業療法士,言語治療士などが活躍し始めてからかなりの年月が経つ.最初の総合的な肢体不自由児施設(整肢療護園)が造られたのは1942年であり,あるいは日本のリハビリテーションはこうした子どもたちへの療育努力から始まったとも言えよう.ではその実態は現在質量ともに充分と言えるのであろうか?今後どのような面に発展していく必要があるのか? この稿では現在の小児リハビリテーションの状況を概括しながら,こうした今後の課題についても考えていくことにする.
最初に日本で障害児療育の場である,施設などの状況を紹介し,続いてそれらの施設での訓練スタッフの配置状態をみていく.その上で小児のリハビリテーションに従事する訓練スタッフに求められる条件を検討していくことにしたい.
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