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文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻6号

1993年06月発行

文献概要

プログレス

慢性期多発性硬化症の治療

著者: 三好甫1

所属機関: 1九州労災病院神経内科

ページ範囲:P.411 - P.411

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 多発性硬化症(以下,MS)は時間的,空間的に多発性に起こる中枢神経の脱髄疾患であり,多彩な神経症状を呈する.慢性に経過して再発寛解を繰り返したり,徐々に進行性の経過をとり,慢性期にはしばしば重篤な機能障害をもたらす.未だ原因は明らかでないが,その病態発症機序として免疫系の関与があることは認められている.慢性期MSの治療は,第一は再発あるいは進行増悪を防ぐことであり,第二には,機能障害に対する対症療法およびリハビリテーションが重要である.本稿では,最近の主な薬物療法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

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