icon fsr

文献詳細

雑誌文献

理学療法ジャーナル27巻6号

1993年06月発行

文献概要

クリニカル・ヒント

理学療法を楽しむコツ

著者: 伊藤恭子1

所属機関: 1藤田保健衛生大学リハビリテーション専門学校

ページ範囲:P.431 - P.431

文献購入ページに移動
 1.初めに

 脳卒中後遺症の機能回復は発症後6か月くらいまでと言われており,リハビリテーション医療の早期開始の重要性は周知のとおりである.

 筆者は理学療法士になって10年間,大学病院に勤務し種々の疾患の早期からの理学療法を経験した.しかし,脳卒中患者の場合,発症後数か月間の自然回復の経過の中で理学療法がはたしてどれくらい関与しているのかとつねに疑問をもち,理学療法の効果が実感できなかった.理学療法士になって数年の読者は当時の筆者と同じ疑問をもちながら,日々の忙しさに流されていないだろうか.臨床経験15年目にして,やっと理学療法の効果と楽しさが実感でき始めた今,経験から理学療法を楽しむ「コツ」を少し述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1359

印刷版ISSN:0915-0552

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?